セミナー・勉強会 UX KANSAI

2017.5.1「UX/サービスデザイン概論~UXデザインの基礎を学ぶ~」レポート

※ 本記事はXDUnit設立以前、UX KANSAIブログからの移行記事になります。一部リンク切れや情報が古い場合がございます。

こんにちは、UX KANSAIの漆野です。
2017/5/13はUXデザイン・サービスデザインの考え方を広く知ってもらうための導入編として
UX/サービスデザイン概論~UXデザインの基礎を学ぶ~」を開催致しました。

当日の様子


会場は株式会社 岡村製作所様のKiZUKi LABO
チェアやデスクはすべて岡村製作所様のプロダクトでわくわくしました!

岡村製作所様のWEBサイトはこちらhttp://www.okamura.co.jp/company/topics/exhibition/2014/osakasr.php


セミナーの内容


去年と引き続きUX/サービスデザインを知る導入編として開催した本セミナー
コンテンツは、以下

  • 13:00〜 浅野先生によるキーノート[UX/サービスデザイン概論]
  • 15:10〜 昨年度セミナー参加者によるLT(ライトニングトーク)
  • 16:00〜 ビアバッシュ

当日不参加の方もほとんどいらっしゃらず
ゲストを含めると約90人の方が同じ場所に集まりました!
UX KANSAIのセミナーはなぜかいつも出席率が高くて素晴らしく
UXデザインやサービスデザインに関する期待が高まっていること実感しました。
参加された方々は デザイナー・ディレクタが約半数!
追ってエンジニア・開発者・マーケター・教育者などなど多種多様な集まりとなりました。


この一年で劇的に変わった

浅野先生のキーノートの最初で印象的だったのは
「この一年で劇的に世の中が変わった」と一蹴されたこと。
いつのまにか世界のトップバッターがamazonやgoogleになっていたこと。
それが「プラットフォームが世界を制覇した」時代を表現しています。
プラットフォームビジネスが広げる未来の話は気づきが多かったです。
昨年のUX概論と比べて、よりこれからのAIやIoTに関わる話になっていて
内容がガラリ!と変わっていたことに私も驚きました

「体験に価値がある」


マーケットのコモディティ化が進み、従来のマーケティング手法がでは顧客に届きにくく、マーケティング活動のパラダイムシフトが起きていると現状を説明されました。

全てはサービス

グッズ・ドミナント・ロジックとサービス・ドミナント・ロジック
(株)富士通総研によれば、モノ自体に価値を埋め込み、その交換価値を重視する考え方を「グッズ・ドミナント・ロジック」
モノとサービスを一体化させ、顧客が買ってくれた後の使用価値や経験価値を高めることを重視する考え方を「サービス・ドミナント・ロジック」
サービスを提供する=体験として価値を提供する
昔ほどマス的に同じような価値観を所有しているのではなく、価値観や文化のクラスタ化が進んで多様になってきている分、誰にどのような体験を届けるのか?価値ある体験とは何か?を知ることが重要になってくる。。
なのでサービス・ドミナント・ロジックでの考え方を見ていこう、としました。

なぜUXに取り組むのか

多様な価値・文化で、ユーザー個々の背景情報、状況を知るにはUXリサーチが重要になってきます。
POSシステムなどの量的データからは、行動の傾向は見えるけど、なぜ?の部分が抜け落ちます。
例えば
ある人は、友人とのランチでは1500円を支払うけれど、自分一人のランチはコンビニ弁当500円だったりします。それって食事に対する価値が違うことを例に挙げられてました

  • 友達との会話を楽しみたい・美味しい食事を共有したいといった価値
  • お腹を時間をかけずに満たせればいいといった価値

この価値は全く質が違ってきます。
そしてPOSシステムや売り上げなどの数字の上では出てきません。
浅野先生もおっしゃってましたが、AIでの分析でもそこまで察することはまだまだ難しい。クリエイティブな領域になってきます。
その人の価値観、ライフスタイルや文化を加味し、体験価値にフォーカスしていくことで、やっとUXデザインに取り掛かることができるのだと思いました。
そしてこの「人」の大事にしていることや「体験価値」ってなんだろう?は
ライフワークとして問い続けて行かなければいけない
もっと知りたいとか理解したい、そんな好奇心や探究心を持ち続けられることが大事だよなと感じていました。

「こんなもんでいいでしょ」ではなく「これがいい」

多様な価値・文化の中で生きているとこは、自分に当てはめてみてもよく理解できます。
テレビCMを見たり、広告を見ただけでは欲しい!なんて思わないし
どちらかといえば価値観の合う友人知人に勧められたモノの方が使いたいし
同じような機能の物だったら、気持ちよく体験できるほうがお金を出したい
私は便利すぎるものも、利用過程の楽しみを奪われているようであまり好きでなく
自分がそのサービスを利用して成長したり、愛着を持ち続けられる、長い関係を築くものごとを選んでいきたい。なんて考えを巡らせました。
100円ショップを悪くいうつもりはないけれど(もちろんすっごく利用している!)
たとえば、機能が揃ってて安価で「こんなもんでいいでしょ」と半ば諦めた気持ちで提供されたものよりも
ちょっとくらい機能が劣ってても、ちょっと高くっても「これがいいんですよ」って、ちゃんと思えるものをがいい。
それだけで豊かな気持ちになるし、その周辺に漂う空気が違ってくる
何かを選ぶ時は当たり前に機能性だけじゃない。

体験を繋ぐのはリアルなんじゃないか?

体験ってたとえIoTやAIの進化によって蓄積されたデータでMA化していっても、
アウトプットはシステマチックなものじゃなく
結局はリアルなモノや空間や情報を通して、人と人が繋がっていくのだと思います。

UX KANSAI 2016参加者によるLT大会!


そして今回から新たにLT(ライトニングトーク)を企画しました!
ライトニングトークとはカンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのこと。
実はとっても楽しみにしていたコンテンツ、、
今回は昨年度セミナーに1年間参加してくださった3人のメンバーに登壇いただきました。
初めて挑戦します!と聞いていたのに、すっごく完成度の高いLTされてました!
告知ブログはこちら!

15時10分 vol.1「UXデザインと仕事の進め方」大淵 仁史氏
15時20分 vol.2「UXコトハジメ」若林秀治
15時30分 vol.3「建築におけるUXの可能性」高橋 剛志
みなさんのブログはこちら!

LT登壇者 大淵 仁史氏
http://masashiohfuchi.hatenablog.com/entry/2017/05/14/025618

LT登壇者 高橋 剛志氏
http://sumireco.co.jp/blog/sumirepapa-nikki/?p=11408
セミナー後はビアバッシュで交流、意見交換!

ビアバッシュの参加率も高い!60人と約3分の2の方が参加くださり大盛況で、あっという間の一時間でした、、

これからはUXデザイン連続セミナーがスタート!

UX KANSAIによるUX概論が終了しましたが、
次回以降は連続セミナー!がスタートします!
ここで告知をしたかったのですがなんともう申し込みの上限に達してしまいました、、
また単発セミナーをFBページでもお知らせしますので、
きになる方はぜひフォローしてみてください!

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