セミナー・勉強会 UX KANSAI

2016.4.9「UXDセミナーvol.1 ブートキャンプ」レポート

※ 本記事はXDUnit設立以前、UX KANSAIブログからの移行記事になります。一部リンク切れや情報が古い場合がございます。


こんにちは。UX KANSAIの徳見です。
先週の土曜日は初夏の気持ちいいお天気の中、ヤフー大阪さんの会場をお借りして全10回のUXデザインセミナーの第一回目を実施しました。(スタッフも多いので密集感がすごいw)
セミナーの流れは次の通り。

  1. 座学:UX概論の補足
  2. ワークショップ:チームビルディング
  3. 座学:発想法について(特にリフレーミング)
  4. ワークショップ:発想法
  5. 発表&講評

実は、私もこのブートキャンプの回を聞くのははじめて。
大切なキーワードがいっぱい出てきましたが、その中でも特に心に残ったことを書き出してみます。


企業でのUXD

初級編の当UXDセミナーでは、UXDを学び自身の業務に活かしていきたいという方が多く集まっています。そういった方に向けて、先生がまず念をおされたことが刺激的でした。

1. UXやりたいなら転職したほうがいい(UXできない会社だったら)

既存事業にUXを持ち込もうとするのは時間ばかりかかってムダ。人は知らないことは理解できない。

関係者を説得することばかりに労力がかかり、なかなか進まない・・・というのは、導入を試みる誰もがぶつかる壁です。UXDを理解できない会社で時間を使うより、UXDできる会社に転職するのは確かに近道だと思います。
そういう選択肢をもちながら、自社に持ち込んでやるとリスクも取りやすく(守りに入らない)意外と進むこともあるかもしれません。

2. UXDでお金を稼ごうと思わない

UXDに限らず会社に理想を持ち込む場合、それは1割を目安に、9割はお金になることをやる。

私の場合、幸いにも研究開発部門であったため、取り組みやすい状況でした。でも組織としてだけでなく、自分の身(時間・お金・精神)も投資が必要です。そういう覚悟はありますか?と問われているようでした。
重く感じますが、面白そうという無邪気な好奇心があるかどうかかな〜と個人的には思っています。


学びとは

「知識」や「技術」は習うと分かると思う世界だが、そこに判断が加わって「スキル」になる。人は習った瞬間に思考を停止しがち。
学びとは漢方薬のように徐々に浸透していくもの。プラグインや今のものにプラスするようなものではない。

前回のUX概論でもお話されていた「発達」の話の続きで、できるようになるまでの時間についても言及されていました。セミナーに参加するだけでなく、次のセミナーの間までに関連本を読んだり、実践したり、繰り返し学習がなければ発達し得ません。セミナー参加者だけでなく、私たち運営者にとって重要な基礎となる姿勢なので、忘れないようにちょいちょい話題にしたいと思います。


チームビルディング&発想法ワークショップ

チームビルディングのワークショップではマシュマロ・チャレンジ、発想法では最悪トラベルをしていただきました。

みなさん必死!(ネタバレしないようモザイクかけてますw)
ワタシも後ろでやってみたのですが、無残にバキバキ折れていき、心も折れてしまいました。
このワークショップでは、
・まずやってみること(プロトタイピング)
・まず外に出てみること
が今のワタシにはまだまだ不足にしているな・・・と改めて気づかされました。
どうやら「もうちょっと後でやろう」という”めんどくさ菌”が体を蝕んでいるようです。浄化のために、好奇心という善玉菌をもっと増産したいと思います。
次は、発想法ワークショップの最悪トラベル。
特に決められたプロセスや手法を与えられることもなく、各グループで最悪なトラベルシーンを考え、そしてそれを素敵なトラベルするサービスを考えていくワークショップでした。
UXDのプロセスには「本質的要求を抽出する」「問題を定義する」「質問文を考える」「アイデアを沢山出す」「アイデアを評価する」などのステップややり方(手法)があります。しかし、それらを経ずにリフレーミングしようというのは無謀では・・・と思いながら、みなさんの様子を見てました。


が、しかし、次のような議論をされていたグループはうまくリフレーミングできているように思います。

  • 問題に優先度をつけ、定義する
  • フレーム(当たり前の発想)とリフレーミング(着眼点を変えた発想)の軸を分けて発想する


また、グループ各々、テーブルにある付箋や紙を特に何も言われなくとも活用されてました。私がこういったセミナーに参加し始めた頃は、付箋を使う習慣がなかったのでその指導も受けてましたが、最近では付箋は身近な道具になってるんですね。
発表では、先生の7つ道具の中から、iPhoneとプロジェクターをつなぐケーブルが登場!プレゼン用紙をiPhoneで撮影し、それをプロジェクターで投影して発表するというスタイルでした。超便利!

このチームは「フレーミング/リフレーミングの発想から絞ったアイデアはこれです」という発表の流れで、とてもわかりやすかったです。

和やかな講評の様子。厳しいと有名な浅野先生も最初は優しいw
これらのワークショップの様子を見て、自分がプロセスや手法に傾倒していることに反省しました。プロセスや手法は発想しやすくはなりますが、発想力には普段から訓練が必要です。JAIST出身の発想法を研究されている先生は、毎日数十のアイデアをノートに書く習慣を10年以上続けているとおっしゃってました。これも最初は1日2〜3個しかかけないけど、毎日続けるうちに5個、10個・・・と発想できるようになるそうです。ワタシもやろう!と勢こんで買ったノートがどこかにあるはず・・・。引っ張りだしてこなければ。
最後に、会場で飲み物とお菓子で懇親会。
自由参加でしたが、80%くらいの方が残ってくださりました。


女性も半数くらいいて華やか。
参加者のほとんど(約9割)が前期通しで申し込みされているので、今後はこのメンバーで一緒にUXDを学んでいきます。どうぞよろしくお願いします!


ブログ書くまでがセミナー

セミナーは参加しただけでは身につかず、リフレクション(内省)が大事。セミナーの気づきをブログに書こうね。と、浅野先生はいつもおっしゃってます。ということで、参加者のブログ記事を紹介します。

他にも書いた人がいれば、ぜひお知らせください。
ブログない人は、Facebookのコミュニティに投稿してもいいですよー
では、次回は6/4京都で!

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