セミナー・勉強会 UX KANSAI

2017.11.4「UX KANSAI #7 ストーリーテリング」レポート

※ 本記事はXDUnit設立以前、UX KANSAIブログからの移行記事になります。一部リンク切れや情報が古い場合がございます。

こんにちは、漆野です。

2017年11月4日、UX KANSAI のUXデザイン連続セミナーvol.7は「ストーリーテリング」でした。

今回からセミナー会場がお引越ししまして

新しくなったYahoo!JAPAN 大阪支社のオープンスペースを利用しています!

(UX KANSAIのメンバーにはYahoo!JAPANの中の人がいるので、ものすごくいい場所を使わせていただけてます、、)

ビルからの眺めも気持ち良いーセミナーも心新たに、実践が捗りますね (こんなオフィスで働けたらめちゃくちゃ気持ちいいんだろうな、、みなさん社員募集してますよ、、!

前回のおさらい

前回の「ユーザー情報の可視化とコンセプトメイク」では、ペルソナ/シナリオ法を実践しました。ターゲットに近しい人をリクルーティングし、ユーザーインタビューを実施。

インタビューデータからユーザーの利用状況への理解や、本質的なインサイトを見つけ出す為に上位下位関係分析を実施し、ペルソナとシナリオを完成させました。

サービス・商品に携わるメンバー全員で、共通のユーザー像とそのコンテキスト(特定の利用状況)を共有できているはずなのでサービスのコアアイディアはさらに磨かれているはず。。! からのスタート!

 仮想カタログは、提案と検証。だけじゃない?

仮想カタログとは企画中のサービスのアイディアを対象とするユーザー視点で、サービスの価値と概要をわかりやすく記載した資料になります。手早く「こんなのあったらどうかな?」とアイディアを形にして、対象ユーザーの反応やフィードバックをもらい検証するためのコンセプトのプロトタイピングになります。

仮想カタログを使って行うインタビュー調査は検証だけではなく、ユーザーとのコミュニケーション機会にもなりますし、フィードバックをもらうことで、コラボレーションを生み出せる側面もあります。

「ブランドとして、こんな商品開発してるんだ!ってファンづくりの場としても活用できるよね!(浅野先生)」とのこと。

企業視点とユーザー視点を繋げる

浅野先生がポイントとして強調されていたのは「対象とするユーザー視点」でサービスの価値と概要を伝えること。 
企業目線に偏ってはもちろんダメ。でも企業としての利益もちゃんと守る。。。
(この視点のバランスがうまく行けば三方よしになる。。。が、これが全然簡単ではない、、!
企業目線と顧客目線を心地よく繋ぐのがサービスデザインなんだな、、と感じました。。。

実は仮想カタログを作っていると、「アイディアのコア、固まってないかも、、」と気づくことも多々あります、、


チームごとに、以前作成した分析内容を行ったり来たりしてカタログやサービスアイディアを修正しながら進めて行きます。A3コピー用紙3枚に手描きで表現したカタログ。
デザイナーのいるチームはイラストで視覚的に表現しています。

 顧客の利用シーンの変化に気がついているのか?


仮想カタログができた段階で、一旦中間レビュータイムを挟みました。

各チームのレビューをしながら、浅野先生からピシャリと言った一言が印象的でした。

これって今の顧客の利用シーンだよね?10年先20年先、どうなってくのか考えているのかな?君たち、顧客の利用シーンの変化に気がついているのかな?

UX KANSAIのUXデザインセミナーは、「いまよりいい」ではなく、「いままでにない」サービスを考える、とてもクリエイティブな内容になっています。なので単にユーザーやクライアント企業のことを知るだけではなく、、

生活の変化、テクノロジーの変化、社会課題の変化や、生活者の価値観の変化を汲み取って提案しないと、「いまよりいい」に留まってしまう。リサーチするべき範囲はとても広く、、企画をチェックするポイントを多く持つことが大事。。

対象としたペルソナを取り巻く環境、変化する社会にまでスコープを広げて考えることで「企業の社会的意義にまで、視点を引き上げて考えることを忘れないように、、」と、空気がピリッと引き締まりました!(いい意味で、です!!

ビジョン提案型デザイン手法のフレームワーク


先ほどのレビューで得た気づきや改善できそうなポイントを考慮して、ビジョン提案型デザイン手法のフレームワークの一つである、構造化シナリオを活用して考えていきます。

ビジョン提案型デザイン手法とは「これまでにない新しい製品・システム・サービスを提案したり、これまでの製品・システム・サービスに対して人間を 中心としたアプローチにより新しい提案するための手法」と定義されています。

(引用元)https://directshop.fom.fujitsu.com/shop/html/FJB1323_osusume.pdf

構造化シナリオがわかれば、UXがわかったも同然だよ」と浅野先生もおっしゃっている通り、奥が深いフレームワークです。

バリューシナリオで価値を表現する

– ユーザーにとっての価値、ビジネスにとっての価値をストーリーテリング(シナリオ)で表現するもの。ユーザー・ビジネス、両方の価値をこのシナリオで表現することが大事になります。
ユーザーが本当にしたいこと、願っていることはなんだ?前回活用した上位下位関係分析を改めて見直して、、
ビジネスとしての価値を、シナリオに練りこんで行きます。

ここでもなんども行ったり来たり。ありありとその人の暮らしや行動がイメージできるシナリオライティングを心がけます(ライターが居るチームは捗っただろうな、、

シナリオレビュー

最後に各チームのシナリオを張り出し。

浅野先生からは、これって、調査から出てきたの? ユーザー視点で見てる? など厳しいチェック!が入ります。
社会人になって、こうやって厳しく指導してもらえることってなかなかないので、浅野先生の厳しいレビュータイムはとても好評です!
褒められにきている訳ではないので、バシバシダメ出しを食い、良くするには?と頭を悩ませましょう!

 失敗を恐れない

「早く小さく失敗することが大事」と浅野先生もよく口にしますが、素早く失敗し、改善を重ねることがより良いサービスを形にする第一歩!

そしてUXデザイン連続セミナーは「失敗を恐れず、学び続けるマインドセット」がいつのまにかインストールされてしまいます。。

参加者の皆さんの積極的な姿勢から、マインドセットの変化を感じています。。(私たちも頑張らないと、、身が引き締まる!)

それでは次回!
UX KANSAI 漆野

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