セミナー・勉強会 XDUnit

MeetUp! UXD #00「 UX ×【 】」〜様々な分野のUX実践者と語るUXデザイン〜 レポート

こんにちは。一般社団法人エクスペリエンスデザインユニット(XDUnit)です。先日、グランフロント大阪のヤフー株式会社様の会場をお借りして、MeetUp! UXD #00「UX ×【 】」〜様々な分野のux実践者と語るUXデザイン〜を開催しました。

当日は80名にご参加頂き、非常に盛況でした。当日の様子をレポートいたします。
※総勢10名にライトニングトークして頂いたので長文になりますがご容赦ください。

アジェンダ

13:00 オープニング
13:10 ライトニングトーク(前半)
UX×【リサーチ】:酒井 桂 氏
UX×【Webのコンセプト設計】:三内 徹 氏
UX×【IA】:山下 一樹 氏
UX×【 アプリデザイン】:福島 菜穂 氏
UX×【プロトタイピング】:野々山 正章 氏
14:10 ライトニングトーク(後半)
UX×【アプリデザイン】:榊原 昌彦 氏
UX×【マーケティング】:森下 源一 氏
UX×【アプリエンジニア】:山崎 遼介 氏
UX×【 UXデザイナー】:高森 千恵子 氏
UX×【大企業】:谷口 旭 氏
15:30 ラーニングバー
16:30 クロージング

UX×【リサーチ】:酒井 桂 氏

酒井氏のUXリサーチの経験や最新技術について報告頂きました。リサーチとは、

  • チームの次の行動を促す為のインサイトを得る
  • ユーザーやサービスの問題を捉える
  • より良い解決を得る

為に行うものとのこと。個人的にこのチームの次の行動を促すインサイトという部分が酒井氏の発表の重要なポイントだったと感じています。リサーチを行い、その結果をチームで次の行動につなげて行く為に、どうすれば良いのか?リサーチの次は企画であったり開発であったりするとおもいますが、企画者・開発者のUXを満たすようにUXリサーチをしなければならないという点が非常に重要であったとおもいます。

UX×【Webのコンセプト設計】:三内 徹 氏

三内氏は、京都リサーチパークとのUXDについてお話頂きました。実際にクライアントとカスタマージャーニーマップを作って行く、またそこから導き出したコンセプトをコンセプトダイアグラムで表現して行く。特にユーザにとって、「知る」→「興味を持つ」→「繋がる」という点が大事というお話は、今回のような施設に関わらず、Webサービス、家電など何にでも通じる重要な点だとおもいます。

実際に手掛けられた京都リサーチパークのホームページはこちらになります。ぜひご覧下さい。
京都リサーチパーク

UX×【IA】:山下 一樹 氏

IA(情報アーキテクチャ)とUXに関するお話でした。ユーザの分かりやすさを設計するのがIAであり、

  • 把握と共有
  • 意図を作る
  • 構造化する

というステップを進めて行く必要があるとのことでした。特に私にとって学びになったのは、情報過多なWebページがあったとして、そのページの情報量を変えずにUIをどれだけ使いやすいものにしても、情報過多であることは変わらずUXが良くなることは無いとのお話しでした。
個が進化する多様性の中、色々なサービス・モノが成長して、それらをIAによって繋げて「分かりやすいが当たり前」を実現しなければならないとまとめられておりました。

UX×【アプリデザイン】:福島 菜穂 氏

「はよ決めてはよ作ろ」が本当に福島氏の発表の大事なところだったとおもいます。ゆっくり時間をかけるのではなく、クライアントと1〜2日でユーザー理解とペルソナの目的やゴールを設計し、ブレストやストーリーボードでアイディアを出し、クライアントのえらい人がどのアイディアにするのか決定を下す。このプロセスでブレないプロジェクトになって行くとのことでした。

UX×【プロトタイピング】:野々山 正章 氏

3〜20年先の先行開発を行う中での取り組みについてご発表でした。未来の開発を行うとき、「腹落ち感」が重要で、それはプロトタイピングで得て行くとのことです。
それまでも腹落ち感を得る為にプロト機を作ることがあったそうですが、やはり時間もお金もかかるので、プロジェクションマッピングを使いながら開発するということでsoftdevice様のL.A.Bができあがったそうです。
ぜひ一度見学させてください!

UX×【アプリデザイン】:榊原 昌彦 氏

実際にプライベートアプリを作っていらっしゃる榊原氏のご発表。UXは、企画/マーケティング/ヒアリングが本質的で、これらはプライベートアプリを作ると自分の経験になるとのことです。実際にプライベートアプリを作って行く上で、ユーザーが、アプリを使った結果何を得ることができるのか?については、UIの改善だけでは実現できず、ユーザーの感じる事実・感情の質を向上させる為にUXDが必要とのことで、よく勘違いされる使い勝手=UXDでは無いんだというところを分かりやすくお話頂きました。

UX×【マーケティング】:森下 源一 氏

マーケティングとは「自然にモノが売れるようにすること」であり、この点に関してUXを交えながらご発表頂きました。情報とは「情を報ずること」であり、数字でわかることはその時点のその量だけであくまでごく一部である点。売上のグラフならなぜ数字が上がったのか?なぜ落ちたのか?そういった定性的な意味がとても重要とのことでした。
最後には、営業以外もお客様のことを考えて動けるチームを作ることが重要だとのこと。これがなかなか難しいのですが、改めて大事なことだと認識できました。

UX×【アプリエンジニア】:山崎 遼介 氏

人事労務ソフトの開発にを行なってきた山崎氏のご発表でした。みんなの理想を積み上げた要件定義が出来上がり、いざ開発するとなると、工数からあきらめる部分が出てきて、どんどんと統一感がなくなって行く。そんなプロジェクトにエンジニアとしてどう関わることができるのか?実はUXDで作るカスタマージャーニーマップや運用フローなどは、エンジニアが慣れ親しんでいるUMLと近く力を発揮しやすいし、要件から開発工数をすぐに導ける。こういう点でエンジニアはUXDの舞台でも活躍出来るというお話でした。

UX×【 UXデザイナー】:高森 千恵子 氏

三方良しに自分良しを加えた、「四方良し」について、高森氏が係りになっている「あさやけ子供食堂」の事例とともにご紹介頂きました。
理解しにくいモノに、分かりやすい感動のストーリーを付け加えることで共感してを得ていく。また何を言うのかよりも、誰が言うのかが重要であるという、UXDを行う上で誰もが躓くハードルを乗り越える為のアドバイスを頂くことができました。
またUXデザイナーとして成長する為には、これまでの会社が人生設計してくれていた時代と違い、自分とで色々な経験を積んで、自分のUXデザイナーとしてのスタイルを作っていかないといけないというお話。今後XDUnitはそのようなきっかけになる場も提供していきますので、どうぞよろしくお願いします。

UX×【大企業】:谷口 旭 氏

パナソニックという大企業でのUXDのお話をしてもらいました。過去20年間、何か新しい機能を付ければモノが売れていた時代から世の中は変わっていている。なかなかアイディアが出ても事業に繋がっていかない。そういった中で、体験を中心に、出島組織でUXDを実践する為に試行錯誤を行なっている谷口氏のお話でした。

ラーニングバー

ラーニングバーでは、LT 登壇者を中心に10以上のグループに分かれて、発表された内容などをディスカッションしました。どのグループにも非常に盛況でした。中身が気になる方は次回以降ぜひご参加し、ディスカッションに加わってください!

最後に

今回の MeetUp!UXD #00では、UXDに色々な形で関わるプロフェッショナルな方々にご登壇頂き、改めてUXDの範囲の広さを痛感しました。これからのMeetUp!UXDでは今後は毎回テーマを絞りながら色々なUXDをさらに深く理解し、実践する為のヒントを得る場として開催して行きますので、ぜひご参加ください。

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